- 多汗症(脇汗)
脇下などの多汗症の治療には、多汗症注射が非常に有効です。
多汗症注射の「神経伝達物質の発生を抑える」効果があります。これを利用して、神経の命令をうけて汗腺が汗を出すのを抑制して汗がすくなくなります。
多汗症治療で、2012年11月から保険適用が可能になりました。ですが、保険適用になるのは「重度の原発性腋窩多汗症」です。全ての方が保険適用になるわけではありません。
ただ単にわき汗が多いというのでは保険適応とならず、一定の基準を満たす患者様に対して多汗症注射が保険適応となりました。
多汗症注射の効果は、しわの治療と同様に効果期限は半年程です。ですので、治療を行うのは暑くなる夏を意識した場合、4〜6月に行なうのがちょうどいいでしょう。
注射用の薬品として、様々な種類のものが流通、使用されていますが、当院ではアラガン社の正規品のみを扱っていますのでご安心ください。保険適応の方はグラクソスミスクラインの正規品を使用します。
保険を使っての治療には適応がございます。該当するかどうかは、まず診察、カウンセリングをお受けください。多汗症注射のお薬も自覚治療と異なりきちんと申請してから入手することになりますので、初診から治療までお時間を要します。
一度注射を行うと、ひと夏は汗がかなり少なく汗染みが気ならなくなります。
発汗が我慢できず、日常生活に頻繁ないし常に支障があるような重度の多汗症については保険適用にて治療ができる場合があります。詳しくは医師までご相談ください。